第1章

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そのパーティーの3日後、 黒木春斗からお礼の食事に誘われた。 たぶん、たぶんだけど あたしに惚れているらしい。 あたしは食事くらいならとOKした。 食事だけならと言いつつ、新しい下着してきてしまった。 あたしったら。 えっと、21時待ち合わせだから。 あと、30分で閉店業務して。 ドキドキするなー。 芸能人とデートなんて。 「こんばんは。」 「え!あ、梶くん!」 「荷物、急ぎで2個口。」 「わ、ありがとー。いま、バイトの男の子いるからあたし行く。」 久しぶりにしゃべったかも。 梶くんにサインした伝票を渡そうとすると倉庫に引っ張られた。 「あ………梶くん………。」 強引だなー モテるのになんで? あたしじゃなくてもいいだろうに。 チュッチュッ あたしの腰に手を回して抱き寄せながら唇舐めまわす。 今日は男の匂いする。 「今日は?どんな下着?」 耳元で囁かれた。 「今日……大丈夫……。」 梶くんが少しずつ、胸元のボタンを外す。 あ、約束、どうしよう。 15分で終わる? いや、閉店業務しなきゃ。 バイトの子、ひとりだし。 「ちょ、ちょっと待って。梶くん……バイトの子が入ってきちゃう。」 「じゃあ……少し触るだけ。」 触るだけって………。そんなのあたしがおかしくなっちゃうよ。 チュパ……チュパ…… 「あ………。」 ダメ………。声出ちゃう。 梶くん、いつの間にか服を脱がせてた。 後戻り……できなくなっちゃうよ………。
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