第1章 揺れる魔王と…

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「貴様!何者だ!!」 「私は……死神。」 「なっ!? ハァッ!!!」 一瞬にして、背後に回られたマモンは、背後に魔導砲を撃つ。 だが、死神化した留奈には、容易く避けられてしまった。 「くっ!?」 「貴様ぁぁぁ!! 良くもお父さんをぉぉ!!!」 鋭い斬撃を繰り出しながら、マモンを追い詰めてていくも、全て受け止められている。 「ふん!死神憑きか。 馬鹿め!死神風情が、このマモンに勝てると思っているのか?」 「がぁぁぁぁぁ!!」 「ハッ!」 マモンの首に留奈のナイフが届くかいなかの所で、腕を掴まれてしまった留奈は、その勢いを利用され、地面に叩きつけられる。 「あがぁ!?」 肩から、ゴキッと言う鈍い音が聞こえ、背中に激しい痛みが生じ、留奈は、獣の様に雄叫びをあげ、転げ回った。 「あがぁー!!ガハッ」 「魔神に死神が勝てる道理がない。 今度こそ、潔く…死ねぇ!!!」 「がぁぁぁぁぁっ!!」 振り下ろされたマモンの剣が爆風をうみ、留奈は激しく吹き飛ばされ壁に激突。 〝おとう……さん〟 留奈の意識はフェイドアウトしていった。
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