9月22日 特別法002号 剣道限定廃止政策

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都内某所。 都内に建ち並ぶ高層ビルの中にある一見都内では見なられているビル10階にあるメインホールの中心に2人の男性の姿があった。 一人は30代前半の若め男と、特務官である。 「失礼します。三人が到着しました」 扉をノックして入ってきたのは部下の若い女性が一礼して入ってきた。 「そうか、早かったね。通してくれ」 部下はまた軽く一礼すると、もう片方の扉を開けて三人が並んで中に入ってきた。 軍事施設から釈放された鈴木貴史とその任についた如月と朽木が約1時間の時間をかけてここ10階メインホールに辿り着いた。 「随分久しぶりだね、鈴木。約2ヶ月かな?」 特務官の表情は笑っている。 「お久しぶりです。特務官、約2ヶ月前の杉村一輝の一件は大変申し訳ございませんでした・・」 鈴木は頭を深く下げる。 約1時間前までは怒声を上げて反発していた彼が目の前にいる特務官には何も言い出せなかった。 この男から漂うのは恐怖だけだった。 「あ、それはもういい。鈴木、釈放したばかりのところ悪いんだけど・・・もう一度君に教官を任せるよ」 「!?」 「えっ?」 鈴木は下げていた頭を上げて大きく目を開き驚く。 驚いたのは彼だけでなく特務官の隣にいた30代の男も驚いている。 「と、特務官!これは一体どういうことでしょうか!?」 「君の教官実績を見たが。時間、準備何もかも完璧だが・・・面白くない。だから君は外れてもらうよ?如月処分して」 命令された如月はゆっくりと黒刀を抜き、男の前に近づく。 「ま、待て!いやっ待ってください!特務官!」 「・・・」 「君の家族には、安心しなさい。ちゃんと亡くなった事は連絡入れておく」 「うっ、うわぁぁぁああぁあああ!!!!」 男は突然の死に狂い始め、近寄ってくる如月に襲いかかった。
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