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2025年10月2日季節は秋
夏も終わり暖かさがあって涼しかったあの頃が恋しい。そんな事を思いながら窓の外から流れてくる少し冷たい風が二階建ての一軒家に入ってくる。
「さむっ・・窓開いてたのか」
この一軒家に住む二階の部屋で少年が目を擦りながら起きあがる。
現在時刻は6時15分。ここ八神市に新たな1日が始まろうとしていた。
少年は布団から体を出し立ち上がるとハンガーに掛けてあった黒い上着を取り着こなした。
「托斗ー!朝ご飯出来たわよー?」
「今から降りる」
下で朝食を作っていたお母さんが、少年の名前を呼んだ。
少年の名は如月 托斗。ここ八神市にある八神中学校2年生で部活は剣道部に所属している。
今日は土曜日で授業もない。ただ今日は部活で朝練がある休日ではあるが、もう少し寝たいという気持ちを押し殺して托斗は下に降りた。
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