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アタシの亡くなった実母は、赤ちゃんの時分であった昭和45年頃に、父親が瀬戸内シージャック事件(プリンス乗っ取り事件)を起こしたあげくに旅客フェリーの船内に突入してきた愛媛県警のSATの隊員が発砲をした鉄砲で射殺された。
事件のあと、実母のお母さんは容疑者の姉から『子供は置いて行きなさい!!あんたがうちの弟を容疑者にさせたのだから!!子供を置いたら2度とうちに来ないでちょうだい!!』となじられたことを苦にして、山陽本線の踏み切りに飛び込んで回送電車にはねられて自殺した。
実母のお母さんは、夫が広島県で強盗事件を起こしたあと、広島から愛媛へ向かう旅客フェリー『プリンス』を乗っとってシージャック事件を起こしたので、世間から『シージャック事件の容疑者の妻』となじられて生きて行くことがつらいと遺書を残して自殺したことが原因で、実母は両親を亡くた。
瀬戸内シージャック事件から6ヶ月後、実母の祖父がやくざの家に出入りを繰り返している上にバクチを打っていたことが発覚した。
その後、実母の祖父はやくざ稼業の男ともめごとを起こして行方不明になった…
おばふうふは、そのことを苦に心中をした。
その後、実母は施設をたらい回しにされたので、人生が大きく狂ってしまった。
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