ドアの向こう

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そうだ!! 大学時代からの友人の龍祐のところに行こう。 ここからでも歩いていけるし。 あいつなら、突然でも受け止めてくるはずだ。 慣れた道を行くと__龍祐のマンションに着いた。 大学時代はせまい1DKアパートのでよく5人で泊まったな。 その中に昴がいたな。ズキンと何かが痛む気がした。 いや、思い出すな、オレ。 __それに比べて、 仕事始めてから借りたマンションは広くて、遊びに行くと、ごろ寝はしても頭がぶつからず、よかったな。 それもさびしくも思ったこともあるが…… それが幸運だ。 今付き合っている彼女もいないっていっていたし、 それに…… あいつにはあこがれの……片思いの先輩がいるしな。 そんな器用な奴ではないはず。 会ったのが1ヶ月前だから、まだ大丈夫だろう。
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