31人が本棚に入れています
本棚に追加
***** * * * *
「そんなの気にすることじゃなくない?」
愛未が優しく声かけてくれる。
「これだけだったらね。」
私は困ったように笑った。
「そっか。そうだよね。
さすがにそれだけじゃ浮気を疑わないよね。」
愛未も困ったように笑う。
同じように辛い思いをしてくれるのは本当に救われる。
「そういえば愛未が別れたのと時期が被るんだ~。」
私が何気なく言うと、愛未がぴくっと反応した。
そう、愛未が彼氏と別れたのもこの時期。まだ3ヶ月。まだ傷は癒えていないのに、ひどいことを言ってしまったと後悔した。
最初のコメントを投稿しよう!