第1章

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***** * * * * 「そんなの気にすることじゃなくない?」 愛未が優しく声かけてくれる。 「これだけだったらね。」 私は困ったように笑った。 「そっか。そうだよね。 さすがにそれだけじゃ浮気を疑わないよね。」 愛未も困ったように笑う。 同じように辛い思いをしてくれるのは本当に救われる。 「そういえば愛未が別れたのと時期が被るんだ~。」 私が何気なく言うと、愛未がぴくっと反応した。 そう、愛未が彼氏と別れたのもこの時期。まだ3ヶ月。まだ傷は癒えていないのに、ひどいことを言ってしまったと後悔した。
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