第1章

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***** * * * * 「ごめんね、愛未。 私、今、無神経すぎた。」 「良いのよ。 もう大分吹っ切れてきたから。」 愛未は優しい微笑みをくれた。 「それに、ちょっとだけ良いなって思う人もできたの。」 次はニヤッと笑った。 「えー、聞いてないよー。 教えてよね、ちゃんと。 ね、ね、どんな人なの?」 「まだ好きになるかどうかも分かんないし、今は内緒。本当に好きになったら、きちんと教えるからさ。 それに今日はあおいの話を聞く日でしょ。しっかり全部吐き出しなさい。」 …そうでした。 愛未のことも気になるけれど、今日は私の話をしっかり聞いてもらってスッキリしたい。 とりあえず愛未は吹っ切れたみたいで良かった。
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