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「「…はぁ…」」
「…あんたもか」
「…お前も?」
大きなため息をつく私とこいつ。
私は管野ゆず(かんのゆず)。
高校一年。告白10連敗突破。
彼氏なんてできたことがない。
顔平凡、性格普通だとは思うのだが…
んで、一緒にいるこいつが
四ノ宮大河(しのみやたいが)
高校一年。こいつも告白10連敗。
顔も性格も悪くはないんだけど、振られてしまう。
振った女子から聞いた話なんだけど、
バカでチビだから男として見れないんだって。
大河とはもうずーっと一緒にいる。いわゆる幼馴染み。
だから恋ばなとかも普通にしちゃって。
振られた後は大河の家でゲームしながら反省会。
「今回いけると思ったのになぁ」
「え、俺も俺も。俺なんて頭撫で撫でされたんだぜ?」
「…頭撫でられたぐらいで惚れんなよ」
「はぁ?お前こそ挨拶されたぐらいで惚れんなよ、あ、そこのアイテムとって」
「うん、取ったよ」
ってな感じでね。
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