第1章

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「「…はぁ…」」 「…あんたもか」 「…お前も?」 大きなため息をつく私とこいつ。 私は管野ゆず(かんのゆず)。 高校一年。告白10連敗突破。 彼氏なんてできたことがない。 顔平凡、性格普通だとは思うのだが… んで、一緒にいるこいつが 四ノ宮大河(しのみやたいが) 高校一年。こいつも告白10連敗。 顔も性格も悪くはないんだけど、振られてしまう。 振った女子から聞いた話なんだけど、 バカでチビだから男として見れないんだって。 大河とはもうずーっと一緒にいる。いわゆる幼馴染み。 だから恋ばなとかも普通にしちゃって。 振られた後は大河の家でゲームしながら反省会。 「今回いけると思ったのになぁ」 「え、俺も俺も。俺なんて頭撫で撫でされたんだぜ?」 「…頭撫でられたぐらいで惚れんなよ」 「はぁ?お前こそ挨拶されたぐらいで惚れんなよ、あ、そこのアイテムとって」 「うん、取ったよ」 ってな感じでね。
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