第1章

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「…ねぇ、あんたたちそんなに彼氏彼女欲しいんならすぐ近くにいるじゃん」 私たちのこの様子を見て、あずあずが冷静に一言。 「え?どこに!!」 「そこ」 あずあずが指を指す。 その指の先を見ると、大河がいて。 「あんたら、幼馴染みだし、なんかよく少女漫画であるじゃん、幼馴染を意識しだすとか」 あずあずのその言葉に 私たちは声を合わせて 「「ないない」」 「あら、息ぴったり」 大河と顔を合わせる。 …大河は…ないな。ちっちゃい時から一緒すぎて男とか女の次元じゃない。 ホントに兄妹のような。 「…確かに、お前のこと女として見れたらなぁ…」 「それこっちのセリフ。まず背伸ばせ」 うん。こいつとは絶対ないわ。 、
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