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「あ?」
「私の事もう好きじゃないの?」
「 は、はぁぁああ!?え、あ、な、何、何言ってんだよ!!」
顔を真っ赤にしてうろたえる大河。
この反応を見ると…まだ私の事好きらしい。
大河には悪いけど…
面白い…。
…。
そんな中、私たち二年生に修学旅行の時期がやってきた。
「自由行動の班は自分達で男女五人までだぞーちょうどよくならなかったら6人でもいいからなー」
先生が教卓から修学旅行の事を話す。
…班か。まずは…
「あずあず!」
「…もちろん」
あずあずとすぐ目を合わせて、早くも一人目のメンバーが決まる。
あとは…
「ゆず!俺も入れろ!」
大河が私の前の席に座ってアピールしてくる。
…大河かぁ…まぁ他の男子よりはいいか。
「俺もいい?」
後ろから優しい声が聞こえる。
ゆっくり振りかえるとそこには
速水くんがいた。
「はぁ!?お前はあっちいけ!」
速水くんを見た瞬間、大河は不機嫌な顔になる。
「冷たい事言うなよー俺達友達だろー」
そういやあの花火大会のとき、平ちゃんの告白を断った事に腹をたてて大河を怒鳴り付けたんだ。
大河は怒ってるはずだ。
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