第1章

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そして私たちは二年生へと進級する。 「あ!あずあず一緒だよぉ!!」 「そうね」 あずあずとクラスの名簿が載った掲示板を眺める。 「ゆず!今年も一緒だな!」 後ろから誰かが肩を組んでくる。 視線を下に移すと そこには大河の姿。 「え!一緒!?やったね!!」 「あんたらクラス違う時今まであんの?」 「「ないよ!」」 やった!この3人また一緒!楽しくなりそう! そして新しい教室に入る。 すると新しい人ばっかりで少し緊張する。 「きゃー!!」 私たちが教室に入った瞬間、女子たちの叫び声が聞こえる。 その瞬間、女子の大群が前からやってきて私とあずあずは弾き飛ばされた。 「きゃー!可愛い!一年生??」 「迷っちゃったの?」 女子がどんどん集まってくる。 …ま、まさか… 女子たちの隙間を縫ってその中心を覗くとそこには 「へ、へへー二年生なんだけどなぁ」 めちゃくちゃにやにやしてる大河の姿。 抱き締められたり撫で撫でされたりして鼻の下は伸びきっている。 、
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