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…大河、このクラスでも男として見られてないってことだからね。
大河を哀れに思いながら自分の席につく。
その後、席に戻った大河は私にどや顔をして鼻を鳴らした。
…むかつく。私だってこれから…
…。
私の強い思いとは裏腹に日々は簡単に過ぎていく。
なんとかクラスにも馴染んできて、大河の方は飽きられたのか女子からはなにもされなくなっていた。
そんな中、委員会決めをした。
「学級委員を決めるんだけど、だれか立候補しないかー?」
先生が皆に向かって話をするが、クラスのみんなは無反応。
…だって誰も嫌でしょー!学級委員長なんてめんどくさい。
「はい、俺やります!」
一人の生徒の手があがる。
「おお!やってくれるか!四ノ宮!」
…え?大河!?
大河がニコニコしながら手をあげていた。
…あいつモテようとしてんな
すぐあいつの企みだと気づく。
そしてそのあと
「じゃあ女子は管野でいいか」
「はぁ!?」
先生からのとんでもない発言。
咄嗟に先生にとってはいけない態度をとってしまう。
「四ノ宮といったら管野だからな、二人でなんとかがんばれ」
先生は一年の時も同じ先生だから大河とは幼馴染みってことはわかってる。
だからって…
、
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