第1章 戸惑うミツバチ

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「ご子息はおいくつになられて?」 「18です。今年高校を卒業しました」 「まあ、もうそんなに」 視線、視線、視線――。 あちこちから感じる 僕を値踏みするような視線。 「ごめんなさい。まだ高校へ上がられるぐらいかと」 「見かけが幼いもので。だから18になっても、浮いた話の一つもありません。なあ、理央(りお)?」 「……お父様、そんなこと」 「何、本当のことじゃないか」
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