第1章 戸惑うミツバチ

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その時。 これ以上はやめておいた方がいいこと 僕は直感で分かってた。 「あの、えっと……」 けど 鷹のようなその瞳に見つめられれば 「はい。今すぐ……」 言う事を聞かざるを得なくなるんだ。 「ホント、久し振りだな。理央――」 「こっちです」 改めて名を呼ばれると 背筋を駆け抜ける淫靡な喜びに 僕はぶるぶると震えた。
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