第1章 戸惑うミツバチ
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もう二度と 誘ってはくれないかもしれない――。 「白河さんっ……!」 だけど 時すでに遅し。 来た時と同じ ワインクーラーの瓶片手に 軽やかな足取りで――。 振りかえることもなく 白河さんは部屋を出て行った。 あとに残るは 重いドアの閉まる虚しい音だけ。
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