第1章 戸惑うミツバチ

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「そんなことより、人前で余計なこと仰らないで下さい」 「むくれるなよ。可愛い顔が台無しだ」 「第一、僕の恋愛事情なんか何もご存じないくせに」 「そりゃ悪かった。でも――」 お父様は筋金入り 女たらしの婿養子らしく。 「おまえが未経験なのは事実だろ?」 「お父様っ……!」 僕の肩を抱いて 能天気な笑い声を上げる。
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