第1章 戸惑うミツバチ

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「ああ、理央ちゃん――」 「はい」 高く結い上げた髪に手をやりながら。 思い出したように僕を振り返る。 「白河(しらかわ)さん、いらしてるわよ」 「……え」 何事もない調子で告げる。 「さっきまでそのあたりに」 僕にとっては 天地がひっくりかえるような一大事。
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