2015年5月25日の日記

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今日、大学で食堂に向かって外で歩いていた時に、道行く女の人にこちらを見られててずっと気になっていたのだが、その中で1人の女子大生があの人イケメンって言ってるのが聞こえたんだ。 心なしかテンションがあがり、いつも猫背な背骨を伸ばし、歩き方にも配慮を施し、さぁ見てくれと言わんばかりの格好で堂々と歩く俺の意識の高さは素晴らしいの一言だった。 しかし、ここで俺は気づいた。 いや、気づいてしまったというのが正しいだろう。 あの女子大生‥またの名をビッチどもは俺を見ていなかった。 俺の隣にいた、いつも一緒に講義を受けている友人を見ていたのだった。 そして、友人は俺の肩に手を置いてこう言った。 「今日は、いつになく身長高く見えるね」 爽やかな笑顔から放たれるそのセリフは何気ない一言のつもりなのだろう。 しかし、その言葉は俺を地に伏せさせるには十分すぎる破壊力だった。 帰って布団でうわぁぁぁぁぁって叫んだ。 今日はもう更新しないと誓った。 やっぱり、イケメンは死すべきである。
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