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「グスッ…グスグス…」
「ニヤニヤニヤニヤ」
「………」
只今の状況を説明すると…
胡座で座る俺の膝の上に鎮座しておらせられます美少女神ラピス様の頭を撫でながら慰め…
鬼畜変態イケメン神はそれを腹っっ立つ顔で眺めてる。
「どうしてこうなった」
思わずそう呟いてしまった俺を誰が責める。
オカシイよね?俺、この元般若様に消滅されようとしてたよね?
鬼畜変態イケメン神の企みのせいとはいえ、俺のアレ…もとい全裸を見たせいだよね?そうなったの?
元凶はヤツでも原因は俺ッスよ?
…なんでそんな俺にしがみつきながら頭撫でられてるの…俺もなんで消されそうになった娘の頭を撫でてるの…
「ヒクッ…だって…アイツが仕組んだことって…聴こえたんだもん…アンタが…司が…悪いんじゃ…ないって…なのにアタシは勘違いして…司を…ツカサを…ブワッ」
「…!?泣くな!泣かないで!?ラピス様は悪くないからっ!全然悪くないからっ!ほーら、よしよし…泣き止もうねー?お願いします!泣き止んでください!」
女の子しかも美少女泣かすとか罪悪感半端ねーんだよ!!
俺の心がガリゴリ削られるー!!
「ウッ…フウウ…じゃあ泣き止むまで…頭…撫でて、て…?」
グハッ…!なんぞこの女神様!
ウルウル眼に上目使い、さらに頬を染めつつ頭を俺の手に擦り付けてくるだとおお!?
ギュッてしないで!?
理性がぶっ飛ぶどころか崩壊するからっ!
ああっ!?足と胸下に柔らかいモノがより押し付けられるっ!?
きゃーっ!すりよってきちゃダメー!ダイレクトにオニャノコ特有のイイ香りがー!理性が殲滅されていくー!
にゃにしてんのー!?
「ん…お詫び、とお礼?………別に、頭撫でられるのが気持ちいいとか…なんか落ち着く…とか、そんなんじゃないんだからねっ…?」
ストライクです。ドストライクだよ!
もう…我慢しないで…いいかな?俺もギュッてしても…いいよな?
…そう、これは美少女様を慰める為に…それも望まれ仕方なくなんだ!ご褒美って本人も言ってるし!な!?
でも、な。
見ちゃったんだよ…見て気づいちゃったんだ。
思い出してしまった。
「ニヨニヨニヨニヨニヨニヨニヨ」
「…………………」
鬼畜変態イケメン神野郎がむっちゃニヤケ顔して見てるー。
興奮度が下がる下がる。
グー…グキュルルルル。
お腹も鳴る鳴る。
お腹減りすぎて襲う力もでないよー。
あんパン顔…いや、日本人ならおにぎりくーんどこー?
そんな事情で断念。
…残念です。
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