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「さて、と。そろそろラピスも落ち着いたようだし、司君のお腹も限界飛び越えて盛大な音を鳴らしてるし?食事をしながら説明しようか」
「それは正直ありがたい…まだ全然話聞けてないし、精神的にも。腹具合的にはお腹と背中がくっつきそうだし助かる…けど、どうやって?」
辺りを見渡す。
ちょっと前まで食卓とキッチンがあった場所を。
うん。見事に燃え尽きてます。
所々に名残が見える残骸があるけども。
…飯食えるような惨状じゃないんですが。
「うん?忘れたのかい?僕は神様だよ?だから、ホイッとな」
ムカつくくらいのイケメン面した顔で指をパチンっと鳴らした瞬間、それは起こった。
俺が全裸で入室した時と同じ状態の姿に部屋が戻され…
俺のあちこち溶けたり燃えてしまっていたジャージも修復され…
俺とラピス様、ムゲンって鬼畜変態イケメン神野郎はそれぞれ席に座らされ…
食卓机の上にはそれぞれにパン、サラダ、オムライスにバクダンオニギリ、コーンスープにコンソメスープ、味噌汁が置かれ…
テーブル中央には大皿に乗せられた肉ニクにくNIKU肉ニクにくNIKU…って肉多すぎだろ!!
で、なんで俺はバクダンオニギリなわけ?
好きだけど!好きだけども!
俺もラピス様と同じオムライス食べたい!
なんか差別されてる気がするっ!
オムライスー!!
「日本人ならオニギリなんでしょ?あ、ラピス、ハンバーグも食べる?煮込みハンバーグ」
煮込みハンバーグー!!
こいつわざとだなっ!?
俺の好物ベスト10にランキングする2つををををっ!
くっ!これが野郎のなら有無を言わさず奪うのにっ!
奪えない!奪えないよ!
ニッコニコだもの!
フォークとスプーン握り締めてお目めランランさせて待ってらっしゃるもの!
…バクダンオニギリでいいです。
これも好きだもんねっ!
ベスト10入りはしてないけども。
出されたモノは残さず…
作ってくれた人…
食材に感謝を込めて…
手を合わせ…
…いただきます!
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