そして…俺は…

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あれから… 何日経ったんだっけ? 君がいなくなってから。 ベッドの上で頭から被っていたシーツから重い頭と体を起こしながら思う。 何の気なしに部屋を見る。 電気も点けずカーテンも締め切ってる為に部屋の中は暗く、今が朝か昼か夜かもわからない 「腹…へった、な…トイ…レも…行か…なきゃ」 脱け出したその姿はきっと酷いものだろう。 必要最低限な事ーー 食う。 寝る。 排泄。 ーーそれだけしかしてないのだから。 風呂も暫く入ってない。 髪は当然ボサボサだし、髭も剃ってないせいでのび放題。 嫌な体臭もしはじめている。 ほとんど動かないため汗をかいたりあまりしないとはいえ生命活動はしているのだから。 これでもまだ大分善くなったほうだ。 駆けずり回り彼女だった者の友人から別れることになった原因と思われた事柄を聞きだした時は、本気で気が狂うんじゃないかというほどだった。 知った直後は… 何も食べれなかった。 食べる気すら起きなかった。 あんなに食べる事が好きだったのに。 飲食店で料理することが好きだったのに。 あの娘に美味しいと言われるのが嬉しかったのに。 寝れなかった。 眠くて眠くてしかたないのに。 夢だと…覚めればあの娘が横でおはようと笑ってくれるはずと願ってるのに。 喉を通らなかった。 運よく食べれたと思っても直ぐ吐いた。 胃が空になっても吐き気は止まらなかった。 苦しくて辛くて。 安眠することができなかった。 何度も何回もあのメールの内容を夢で見た。 覚めても覚めても夢じゃなかった。 悲しくて哀しくて。 どれだけ涙を流しても涙が出なくなっても。 声を大きく出しても声が掠れ喉を痛めても。 泣くことが止められなかった。
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