Love hunter 11

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出社して、外出して、遅い時間に会社に戻って纏めて……残りの２日間はあっという間だった。

部長とまともに顔を合わせることもなく、期待するような内容の連絡もなく、あっという間に過ぎ去ってくれてよかったと思う。

でも、まだ気持ちの整理がついていないから、今は逃げ場があっても、いつかはそれと向き合う時がくるはずで……それが、何よりも怖い。

いよいよ明日は、ここまで纏めたものを見てもらう。

２１時前になっても、納得いかなくて残業をしているのは、家に帰っても仕事のことで落ち着かないし、部長のことを考えてしまいそうだからだ。

パッケージの色、Carib STARの窓みたいにしたいな。

うっすらと、中が透けて見えるコンパクト。ただの透明じゃつまらないし、ラメを散りばめるのもイメージと違う。

どうしたらイメージ通りになるかな……。

「お疲れさん。まだ頑張ってたんだ？」

すぐ側まで、誰かが来ているなんて気付かなかった。

デスクの左側に出来た、資料の山の向こう。
大好きなアイスレモネードのペットボトルが置かれていた。