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<伊藤 side>
宇野ちゃん?
ねぇ・・いつもみたいに「大丈夫」って言ってよ・・
お願いだから・・・
伊「宇野ちゃん?・・・グズッ・・宇野ちゃん!」
宇野ちゃんはきれいな顔して目を閉じている・・
誰か宇野ちゃんを助けて・・・・・
?「どうかしましたか?」
伊「あなたは?」
?「僕は篠原隼人です。一応医学生です。」
伊「えっ?医学生?」
篠「はい!」
伊「宇野ちゃんが・・・助けて・・」
篠「ちょっと脈測らしてくださいね。」
伊「はい。」
宇野ちゃんの手をさしだした。
なんでもないって言ってくれることを祈って・・・
篠「大丈夫ですよ。疲れて寝ているだけですよ。」
伊「ほんとうですか?ありがとうございます!」
篠「いえいえ。では失礼します。」
よかった。ほんとうによかった。
私は宇野ちゃんの頭をなでながら静か涙をながした。
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