第1章

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 <西島 side> 俺は宇野ちゃんが寝ている反対側のソファーに座って雑誌を読んでいた。  すると宇野ちゃんの目がそっとあいた。  俺はすぐに宇野ちゃんのところに駆け寄った。 西「大丈夫?」 宇 コクン 宇「千晃は?」  宇野ちゃんは消えそうな声で聞いてきた。 西「今、撮影に行ってる。」 宇「そうなんだ・・」 西「千晃、見に行く?」 宇「うん!」  よかった。宇野ちゃんが笑ってくれた。  そして宇野ちゃんがソファー立てったとき・・     ・・・バタッ・・・  振り返って見てみるとそこには宇野ちゃんが頭を抱えてうずくまっていた。 西「宇野ちゃん!宇野ちゃん!大丈夫!」 宇「ハァー・・ハァー・・・」  なにをしたらいいのかわからなくて固まっていたら宇野ちゃんが 宇「にっしー、ハァ ハァ トイレつれて行って ハァ」 西「わかった!」  意味もわからないままとにかく宇野ちゃんを抱えて部屋にあるトイレに連れていった。  すると宇野ちゃんが突然嘔吐しはじめた。 西「大丈夫?千晃呼んで来ようか?」 宇「ハァー ハァー それはダメ!」  なんでダメなのか分からないけどとりあえず今は宇野ちゃんの背中をさすることしかできなかった・・・  
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