死者の王

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マリナがエスカのもとに行くと、ルークも腰を地面に下ろした。 「それにしても、やっとここまでこれたな」 ルーク達は、世間から勇者一行と呼ばれるパーティーであった。 なかでも勇者のルークは、多くの人々の希望として期待されてきたため、やっとそれなりの手柄を挙げたことにホッと安心する。 「やったねー!四天王だよ四天王!これで王様からガッポガッポ報酬貰えるね♪」 「こら、治療中に暴れないでエスカ」 「.........」つんつん 全員がやり遂げた感を味わっていたその時。 「....ッッ!?」ゾワッ その場にぞわりとした寒気が襲った。 一斉にアンデッドキングの亡骸に目を向ける。 そこには木の枝でアンデッドキングの顔をつついているアレスの姿があった。 「こんな時になにしてるのアレス君は!?!!?!?」 「良く見れば可愛いかもと思って」 「それより、なんでしょう今の寒気....まさか、アンデッドキングはまだ...」 アレスは感じなかったのか、何事もなかったかのように木の枝を鼻に突き刺している。 「気のせい....だったのか?」 「あ、ルー君それってフラg ドゴオオオォォォォォォォォォォォオオォオオオオオオオオオォォン!!!!!!
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