叔父さんとハニーな僕

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それから、あっという間に4限目が終わり帰る準備をした。携帯で、今日のお買い得チラシをチエックしてそこから今日のメニューを決める。 「今日は、野菜市か。メインの食材が無いからそれを商店街のお肉屋さんで買って、後はスーパーの特売を・・・」 「おーい、祐貴。」 「司、聞こえてるから大きな声で呼ばないでくれないか?」 「いやさ、祐貴が今日の俺の昼ご飯の事考えてくれてるのは分かってるんだけど、早く帰らないかなと思ってさ。」 「・・・司の昼ご飯より晩御飯の事考えてたんだ!司の昼ご飯なら肉屋に行くついでに済むからな。」 「肉屋に行くのか?じゃあ・・・!?」 司が言う前に口を手で塞いだ。肉屋=ステーキ、トンカツと司が好きなメニューだからだ。冗談じゃない!! 「我が家のエンゲル係数をお前の昼ご飯で上げてたまるか!それにメニューは、僕が決めるって言ったよな?聞いてなかったのか。」 僕にドスの聞いた声で言われて司も理解したのか大人しくなった。肉食系マイペースお気楽な司に合わせると僕の精神ポイントは、下がる一方だ。 「司、荷物持ち頼むよ。重い物買うから司が持ってくれると助かるんだけどな。僕1人じゃ到底持てそうに無いんだ。」 「おう!それぐらい任せとけよ。祐貴のその体じゃあ、そんなに持てないだろうからな( 笑 )」 「・・・お前には、誰も勝てないよ。」 僕と司は、学校から出ると先に野菜市が開かれているスーパーに向かった。まだ昼前と言う事も有り、主婦と思われる女性が昼ご飯の材料を買いに来ていた。 「司、そこの白葱の綺麗なのを選んでカゴに入れてくれないか?僕は、じゃが芋、玉葱、人参の詰め放題に行ってくるよ。」 詰め放題は、如何に面積を広くして沢山入れるかにかかっている。 「あら?学生さんがこんな時間にスーパーなんて珍しいわね。学校もう終わったの?」 「はい。今日は、先生達の出張が多くて昼までで終わったんですよ。」 「そうなの。それで、お母さんにお買い物頼まれて買い物してる訳ね?親孝行して偉いわ。」 親孝行・・・両親が生きていたら色々したかった。今は、慶佐さんが親代わりだから親孝行しているのだろうか? 「祐貴!これでいいか?・・・って、お前その量凄いな。」 「司、これ戻して来い!白葱1本で200円は高いだろ?後、お菓子は却下だ!」 「ええっ!?お菓子無しかよ。」 「小学生の子供か。」
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