叔父さんとハニーな僕

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僕は、ごく普通の何処にでもいる平凡な高校生。 いつものように朝5時半にセットされた目覚ましのベルの音で目が覚めて、天井に手を上げて背伸びをする。 そして、ベッドから離れ窓を開けて部屋に爽やかな朝の空気を入れる。 「んーーーっ!!いい朝だ。爽やかな空気を吸うと体が元気になる。」 パジャマをたたみ、ベッドに置いて黒のタンクトップを着て、上にカッターシャツに腕を通す。そして、制服のズボンをはく。そのカッターシャツの上にエプロンをかぶる。 「叔父さんが僕の為に買ってきてくれたのはいいけど、僕には可愛すぎる。」 エプロンには、キャラクターものの可愛い熊がミシンで刺繍されている。女の子なら可愛いけど、残念ながら僕は男の子。今の僕の姿をみたら、司は何て言うだろう? 部屋を出てキッチンに向かい、冷蔵庫から食材を出す。そして、叔父さんと僕の朝御飯とお弁当を作る。 「今日は、じゃが芋とシメジの味噌汁と鮭を焼いて、ホウレン草のお浸しでお弁当は・・・!?」 朝御飯のメニューとお弁当に入れる物を冷蔵庫から出した食材とにらめっこしながら考えていると、僕の背後から誰かがと言っても一人しかいない。 「おはよう、ハニー。今日の朝御飯は、何かな?」 僕をハニーと呼び、優しくはぐをしたまま耳元で甘く囁く。耳が弱点で叔父さんの低く大人の男性の色気ある声に腰くだける。
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