叔父さんとハニーな僕

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そして、朝のHRが始まった。僕は、窓の外をぼんやり眺める。今の生活に困る事なんて1つも無い。不満なんて贅沢だ。 「・・・久我祐貴。」 「はい」 全員の出欠確認が終わると、朝の会議で決まった事等を報告してくれる。 四条先生は、慶佐叔父さんと高校の同級生で今でも友達でいるらしい。 慶佐叔父さんと四条先生とじゃあ、僕と司の関係の様に明るくマイペースなタイプとクールで相棒をフォローする苦労者と言った所だろう。 「今日は、先生方の急な出張が重なり授業が急遽昼までになった。」 「四条先生も出張入っちゃったんですか?」 クラスのムードメーカーで、無駄に明るいひょうきん者、部活はサッカー部に所属。勉強は出来ないけど運動神経は抜群な志賀光喜(しがこうき)が、四条先生に質問をした。 「ああ、そうだ。昼までに終わるからHRは無いから授業が終わり次第速やかに帰るように。」 「弁当持って来たけど、適当に他所で食べるか?」 ボヤくのは、僕の隣の席に座る仁智也(じんともなり)女子が好きそうなジャニーズ系の顔をした可愛い系に属するタイプ。部活は、バスケ部所属。性格は、真っ直ぐで馬鹿正直。 「以上で朝のHRは終わる。」 「起立!礼!」 学級委員の金谷月星(かなやるい)が、号令を掛けた。月星でるいとは読めない。そんな彼の母親は、元ミス・ユニバース出身でモデルで今はモデル達を育てているとか?月星(るい)も、モデル事務所に所属し雑誌にも載るほど人気者。クールで知的で顔は母親に似たのか綺麗な顔をしている。
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