6人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、待たせて済まなかったね」
白い光から人になった、茶髪で白基調の服を着て背中には光のマントを羽織ったイケメンが僕にそう言った。
……待って。声が諏○部さんだよ! なんで!?
倒していいのだろうとかギャラクシーとかスパロボのラスボスの人だよ! イケメン顔と合わさって存在感がとんでもないわ!!
超有名声優の謎イケメンに僕は見惚れ……いや、存在感に圧倒され、しばらく動けなかった……。
「落ち着いた?」
「は、はい」
○訪部ヴォイスのイケメンこと『オーディン』さん。
名前から知ってる通り、オーディンさんは北欧神話の最高神オーディンだ。つまり神様。初めは全く理解出来なかったけど腕の一振りでオシャレなイスとテーブルセット+紅茶&お菓子を出すのを見たら信じずにはいられない。ちなみに本物でめっちゃ美味しい。頂いている内に気持ちも落ち着いてきた。
「……ふぅ。いきなりで済まない。君をここに跳ばしてしまって」
優雅に紅茶を啜りオーディンさんが言う。
曰く、この謎空間はオーディンさんが作り出した空間でここに僕を跳ばしたのもオーディンさんだそうだ。何故?と尋ねると、予想だにしないとんでもない答えが返ってきた。
「理由は一つ。君に二次元世界へ行って欲しいんだ」
……パードゥン?
最初のコメントを投稿しよう!