6人が本棚に入れています
本棚に追加
彩愛は再びオロオロした様子になり、
声も出せずに泣きそうな顔で2人を見た。
健太は千夏の背後で涙目になっている彩愛が
目に入り、また、少し冷静になる。
「じゃあ、木登りで勝負だ」
「いやよ!私はスカートなのよ。かけっこよ!」
「やだね!
それはお前の得意分野だろうがっ。
・・・・・・じゃあ、靴飛ばしだ」
「あんたって、ホント子どもね・・・・・・」
健太は千夏の言葉にムカつき、怒鳴ろうとした。
彩愛は慌てて遮る。
「か、かくれんぼは?」
最初のコメントを投稿しよう!