プロローグ

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  カチッ 「んっ?」 カチッ、カチッ・・・・・・ 男は繰り返しスイッチを押すが、階段の電気がつかない。 先ほど落ちた稲妻でブレーカーが落ちてしまったようだ。 男は仕方なく 窓からひっきりなしに飛び込んでくる稲光だけを頼りに 覚束無い足取りで階段を下りていった。 ピカッ、ド、ドーン ようやく階段下に辿り着いた男は 階段途中にある窓に映った稲光に目を細めた。
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