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夜中に病院のベッドで目が覚めた彩愛は、
周りの暗さと見慣れない天井に悲鳴を上げた。
彩愛のベッドに伏して寝ていた母親は飛び起き、
彩愛を抱き締める。
「彩、大丈夫よ・・・・・・」
母親が彩愛の頭を撫でてやるが、
彩愛は落ち着かなかった。
彩愛は必死に訴える。
「ママ、暗いところで女の人が死んでいたのっ・・・・・・」
母親は彩愛を抱き締め、ゆっくりと言い聞かせる。
「きっと悪い夢を見たのよ。
もう大丈夫。傍にいるから、眠りなさい」
母親は彩愛をベッドに寝かせて、優しく頭を撫でた。
彩愛はまだ不安そうなものの、大人しく目を閉じた。
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