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はぁ?、と健太はブランコに乗ったまま、
馬鹿馬鹿しそうに答えた。
千夏は証拠があるとばかりに
鼻息荒く、仁王立ちで健太を睨み付ける。
「今週の当番、あんたじゃない。
ウサギなんていなくなっちまえばいいって
言っていたって聞いたわよ!」
ついてきた女の子たちは1人を除いて、
千夏の言葉に一斉に頷いた。
「ふざけんじゃねぇ!」
ブランコを飛び降りた健太は怒鳴り、
千夏たちに向かって、突撃する。
それを契機に
健太と遊んでいた男の子たちも
苛々とした様子で駆け寄ってきた。
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