4/24
前へ
/700ページ
次へ
  それでも 友達からのせっつくような視線を浴び、 引くに引けない健太は軽口を叩く。 「ウサギなんてしらねーよ。 ・・・・・・まあ、お陰で遊べるけどなっ!」 健太の一言に男の子たちがドッと笑った。 千夏はカッとして、健太に掴みかかる。 「やっぱり、あんたがやったんでしょ!」 「なんだ!やるのか?!」 2人の掴み合いを楽しむように男の子たちが煽る。 「千夏はいつも生意気なんだよ。 健太、空手でコテンパンにしてやれよ!」 それを聞いた女の子たちも怒る。 「女の子に手を上げるなんて、健太、最低!」
/700ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加