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それでも
友達からのせっつくような視線を浴び、
引くに引けない健太は軽口を叩く。
「ウサギなんてしらねーよ。
・・・・・・まあ、お陰で遊べるけどなっ!」
健太の一言に男の子たちがドッと笑った。
千夏はカッとして、健太に掴みかかる。
「やっぱり、あんたがやったんでしょ!」
「なんだ!やるのか?!」
2人の掴み合いを楽しむように男の子たちが煽る。
「千夏はいつも生意気なんだよ。
健太、空手でコテンパンにしてやれよ!」
それを聞いた女の子たちも怒る。
「女の子に手を上げるなんて、健太、最低!」
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