プロローグ

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プロローグ

    ドゴオオーーーーオオオオン!!! 夏の暑い夜、真っ黒な空を覆う雲を切り裂き、稲妻が轟く。 激しく窓を叩く雨と稲妻の音に男は目を覚ました。 男の隣には小学生くらいの少年と少女、 その母親らしき女性が寝息を立てていた。 目が覚めてしまった男は一服しようと 家族を起こさぬようにそっとベットを抜け出した。 そして、ナイトテーブルに置いた タバコとライターを手に1階のキッチンへ向かった。
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