詩名のお話

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「 やっぁっ・・しぃ・・ちゃぁ゙ぁ゙・・ぁっ・・・っん・・ぁっん 」 8時30分ちょっと前。つまり後、数分でHR。もう遅刻確定。 ミオルは足元で息も絶え絶え。 片手の指を口元に押し当てて、漏れる声を自分で塞いでいた。 もう片方の手の指先は、そうせずにはいられないというように、桜の蕾みたいな小さな乳首を、せわしなくひしゃげさせている。 そして縋るような視線を私に絡ませながら、涙を頬にすべり落とした。 私は小さく息を吐きだし、厚地の方のカーテンを閉じる。 足元のミオルにまたがるよにして腰を落とすと、ミオルが噛みしめている指先を口元からすくい出す。 「 あぁあ・・・噛んだ痕ついちゃってるよ・・・ 」 痛々しいそれを、そっと口に含んでから指先を玩具に沿わせる。 「 意地悪しすぎちゃった?ごめんね 」 私がミオルの耳元で謝ると、大きく身体をしならせた。 反射的に私を引き寄せると、背中に細い腕をまわして震えながら抱き着いてくる。その温もりが好きだなって思う。だけど・・・ 「 ねぇ・・しぃちゃん・・・ちゃんと、しぃちゃんの指で・・・して 」
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