◇◇ 第4章 海外事業部 - 2 ◇◇

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「そういう事で、明日午前の業務まで片づけてもらって、午後から異動してください。 派遣会社の方には、人事部から既に連絡済だから。じゃあ、頑張ってね」 「はい。わかりました」 あえて多くは語らず、私は静かにデスクに戻った。 いったい、今泉課長は、どんな風に丸め込まれたのだろうか? わずか数日で、この変わり様…… おおーっ、恐るべし白石部長。 そして、もうひとつ。 今思えば、園さんからこの話を聞いたのも、ちょっと早すぎるぐらいのタイミングだった。 きっと、人事担当者の懐にじわじわと浸透していたのだろう。 相変わらずヤるな園さん!
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