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なんだか、これ以上暗くなるのがイヤで、私は伏せていた瞳をゆっくりと持ち上げた。
「そしたら、こんなかわいげの無い女が、出来上がってました……
なんだか、そんな思いに突き動かされてきたって思うと、とても虚しいですけど」
「そっか……。負のエネルギーは、いつのまにか自分の心まで消耗させてしまうからね」
「……そうですよね」
ずいぶんとネガティブな私の話を、全て受け止めてくれながら、白石部長が、グラスを片手に何やら思いを巡らせてくれている。
そして、ゆっくりと私に微笑みを向け、1つの提案をした。
「じゃあ、こんな考え方に変えてみてはどう?」
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