◇◇ 第6章 お互いの傷 - 3 ◇◇

9/9
前へ
/40ページ
次へ
なんだろう……この心地よい感じは…… 大きな安堵感と、今夜の星空のような爽快感を感じる。 「ありがとう」 夜空の星に向かい呟いてみる。 全てを受け入れることが出来たわけではない。 そんなに単純に変われるものではないことも分かっている。 でも、少なくとも、私が頑張るキッカケになった田所さんとの出会いに…… そして、私がここから一歩踏み出すキッカケをくれた優輝さんへ…… ーー感謝の想いを込めて…… 私は、温かな気持ちと軽やかな足取りで、家路についた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

638人が本棚に入れています
本棚に追加