◇◇ 第7章 理想の上司 - 1 ◇◇

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「どうしてそう思う?」 「それは……トラブルやミスが起きた時に、すぐに上司に連絡入れるって、簡単に見えてすごく難しいことなんだなぁって思うんです。 怒られる覚悟もいるし、処分や責任逃れのために言い訳を一生懸命考えて報告が遅れたり、タチの悪い人なら他の人に責任を擦り付ける。 今まで、それなりに多くの企業を内側から見てきて、そんなシーンに何度となく遭遇しました。 でも、今回の足立さんは違った。 真っ先に、優輝さんに指示を仰いだ。そして、優輝さんも小言は一切無しで、今できる最善の指示をしただけだった。 きちんと、信頼関係が出来上がってます」
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