◇◇ 第7章 理想の上司 - 1 ◇◇

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「ここ……」 スッと顔の真横からPC画面に向けて腕が伸び、視線が連れて行かれる。 「……はい」 「ここの表は、上下に並べ変えて」 「わかりました」 すぐに移動させると、「いいね」と、OKをもらう。 「このまま、10部頼むよ。昼食後でいいから」 「はい」 優輝さんは、足早にデスクに戻ると、そのまま溜まった郵便物と書類のチェックを始めた。 私はデスクを片づけると、「食事に行ってきます」と足立さんに声を掛け、昼休憩に入った。 いつものように、社食のカウンター席に向かうと、由香里が座っている姿が見えた。
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