◇◇ 第7章 理想の上司 - 1 ◇◇

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「由香里」 「あっ、美紅」 ふたつ目のサンドイッチを頬張る由香里の隣に腰かけた。 食べるのかと思いきや、その手が止まって、なんだか私とのタイミングを計っているかのように見える。 「なんかあったの?」 「ん?」 珍しく、モジモジした様子がかわいらしい。 「なんか、いいことあったのね?」 「わかる!?」 勢いよくこちらを向く表情からは、すでに幸せオーラがダダ漏れしている。 「早く言っちゃいなさい」 「あのね、美紅」
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