◇◇ 第7章 理想の上司 - 1 ◇◇

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「なによ」 「あの……坂本さんと……結婚が決まったの……」 「うわぁー、おめでとう!」 「……ありがとう美紅」 真っ赤な顔して俯く姿は、なんだかとっても女子っぽい。 「それで、お式はいつ?」 「12月上旬に、親族だけでって」 「ずいぶん急ね」 「うん。少しでも早く一緒になろうって、坂本さんが言ってくれて」 「やだ!ノロケ!?」 「えへっ……こう見えてもいろいろと大変だったんだからね!」 隠しきれない喜びが、こちらまで押し寄せて来る。 ーーもう、かわいいんだから。
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