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優輝さんの顔が、バレてたかと言わんばかりにクシャリとした笑顔になる。
「じゃあ、ここで。おやすみ早川」
「おやすみなさい、優輝さん」
右手を挙げて、屈託なく笑う優輝さんに、思わず手を振った。
「いい笑顔だ!」
指摘されて、ショーウィンドウに映る自分の表情を確認すれば、目一杯笑って手を振る、無邪気な自分が目に入った。
恥ずかしさで、一気に顔が熱を帯びたが、夜だからなんとかごまかせそう。
ーーよかった夜で……
さりげなく手を下げ、ペコリと一礼してすました顔を上げれば、顔をクシャクシャにして笑う優輝さんが見えた。
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