◇◇ 第9章 奇跡の再会 - 2 ◇◇

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綺麗な瞳に、まっすぐ見つめられ、ほんのわずかな間が、空く。 なんだか、すべてを見透かされているよう。 「じゃあ、何かあれば、すぐに相談して。担当を変えれば済む事なんだから」 「はい。ありがとうございます」 何か言いたげな様子を見せた優輝さんだったが、私が頷いて見せた笑顔に納得してくれたのか?、そのまま商談室を出た。 ーー今度は本当に、デスクに戻ったよね? さっきの不意打ちのドキドキが、未だ、おさまらない。 扉のわずかな隙間から、そのうしろ姿を追った。
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