◇◇ 第9章 奇跡の再会 - 2 ◇◇

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ーー19時半 約束の20時に間に合うように仕事にキリをつけた。 「はぁーーーっ。なんで行くなんて言っちゃったかな?」 今更ながら、後悔が心を重くする。 小さなため息をついてロッカーの鏡を覗くと、迷いのある顔が映っている。 田所さんは、どういうつもりで私を…… 私は、どんな対応をすれば…… そして、優輝さんは、その時…… そんな心の迷いを隠すかのように、気持ちしっかり、化粧直しをして扉を閉める。 そして、足取り重く、外で待つ優輝さんの元へ向かった。
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