◇◇ 第11章 同行デート - 1 ◇◇

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「白石部長のファンにですよ」 ちょうどお昼前の正面玄関には、買い出しに行く女子社員が増え始めて来たところだった。 そんな中、優輝さんの車、ましてや助手席に乗り込んだ私。 女子社員達のレーザービームのような視線が、丸焦げにでもなりそうなほど、これでもかと浴びせられた。 「フッ、なんだそんな事か」 取るに足らぬと言わんばかりに軽く流す優輝さん。 「笑い事ではありません。自家用車で行かれるなら、そうおっしゃっていただかないと!今後は、地下での待ち合わせをお願いします」
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