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「あ、コイツここのオーナーシェフの……」
言いかけた優輝さんを、男性が手で制する。
そして、私に向き直ると、そっと手を差し出した。
ーーえっ、何?握手って事?
差し出された手に、右手を乗せると、勢いよくギュッと掴まれた。
「ヒッ!?」
「本日は、お越しいただいてありがとうございます。あなたのような素敵な女性に巡り会えて幸せです。
私は、ここのオーナーシェフの更科(さらしな)です。優輝の親友やってます。
お嬢さん、コイツにイヤらしいことされてませんか?」
「はぁっ!?」
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