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会社の地下駐車場に到着して、先に歩き始めるうしろ姿を見つめる。
先程までの柔らかさは消え、すでにビジネスモード。
でも、どんな時でも、周りの仲間の幸せを願う姿に、大人の余裕を感じる。
そして、その仲間に加えていただける事に喜びを覚える。
ーー素敵だな……
素直に、ひとりの人間としての尊敬の念を覚え、
ひとりの男性として、憧れを感じた。
私を気遣って優輝さんが、ゆっくりと振り返る。
「早川?」
「はい!」
私は、また歩み始めた優輝さんの後ろを、しっかりと追いかけて行った。
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